富山県の日本酒の中でも人気があり、カリスマ的存在の銘柄があります。この酒蔵は日露戦争終結の翌年、明治39年(1906年)に創業されました。初代蔵主は戦争から帰還した後、故郷の高岡市に酒造りの店を開業し、「勝駒」という名前を戦勝を祝う銘柄名として選びました。
「勝駒」という銘柄名に相応しく、「不容偽(偽りを容れず)」という理念を掲げ、量産をせず、アイテムを増やさず、酒質にこだわった酒造りを行ってきました。定番のラインナップは、山田錦を使った大吟醸と純米吟醸、五百万石を使用した純米酒、本醸造、普通酒の5種類のみで、非常にシンプルです。酵母も、普通酒以外はすべて金沢酵母1本だけを使用し、細心の注意を払っています。これらの酒は控えめな香りで、米の旨味が豊かに感じられ、硬質で凛とした味わいがあり、上品な紬のような印象を与えます。ラベルには、版画家の故・池田万寿夫さんが手がけた手書き文字が使われています。彼は「勝駒」のファンだったと伝えられています。
施設名 | 清都酒造場 |
---|---|
銘柄 | 勝駒 (かちこま) |
通常価格帯 | 4,000円〜49,500円 |
産地 | 富山県 |
酒造所在地 | 富山県高岡市京町12−12 |
酒蔵公式ページ | https://www.kachikoma.com/ |
地図 |
レビュー
0