獺祭 （だっさい）

獺祭は、杜氏による酒づくりを廃止し、山田錦のみを原料とし、純米大吟醸の造りに徹底しています。この合理的な発想と先鋭的な醸造技術により、機械化可能な部分と人の手による必要な部分を明確に区別し、高品質とコストパフォーマンスを両立させています。獺祭は「酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を求めて」という志を掲げており、幻の酒づくりではなく、多くの人に美味しい酒と楽しい酒を提供し続けることを目指しています。その人気ぶりにより価格が高騰することもありますが、獺祭は「お客様の幸せ」のために酒造りを行っているという信念を持ち続けています。獺祭は海外展開にも積極的で、台湾、アメリカ、フランス、イタリア、中東など世界中の飲食店で提供されています。また、銀座と京橋には獺祭専用のバーである「獺祭バー23」がオープンし、多くの人に獺祭の魅力を伝えています。獺祭の中でも「獺祭 発泡にごり酒」は、女性を中心に大変人気があり、日本酒のスパークリングとして楽しまれています。「獺祭 磨き 二割三分」は、綺麗な甘みと上品な蜂蜜のような味わいが特徴で、よく冷やして食前酒として楽しんだり、淡泊な魚や松茸、フルーツとの相性も良いです。